フェミニズムを専門とする大学教授、千田有紀氏が『現代思想』という雑誌に寄稿した論考が、トランスジェンダーの方への差別を煽るとして批判を受けている。
(増田自身は、批判は誤解であり、千田氏に差別する意図はないと考えます)
フェミニズムや社会学を専門とする研究者からも、千田論考への懐疑・批判が出ているが、それに便乗して反フェミニズムのネトウヨもここぞとばかりに千田氏を批判している。
トランスジェンダーというマイノリティの人権を擁護するのか、フェミニズムを擁護するのか、という二者択一のトロッコ問題。
功利主義的に(最大多数の最大幸福)として考えれば、千田論考を黙認・擁護して、フェミニズムを守り抜くほうが、多数の女性の人権が守られるだろう。
千田有紀氏はフェミニズムの学会の代表幹事であるので、アンチ・フェミニズムの氏への批判に同乗することは、フェミニズムを後退させかねない。