以前ナンパ講師をしていた高石さんという人の「声をかける」という本があって、
出てすぐに買ったものの、読み進めることができなかった。
自分と比較してしまって、物語・どこかの人の話という風に読むことができなかった。
シンジさんのことを思い出すうちにこの本のことも思い出し、数年ぶりに開いてみて。
以前は読めなかった文章を読めるようになっていた。
また、読んでいるうちに、自分がいかに人のことを舐めて生きているかと内省しないではいられなかった。
かと言って、言動だけ高石さんの真似をすれば近づけるとか、全然そういう問題ではなくて。
自分が劣った人間であると思うのは簡単だが、そういうことではないというのは、なんとなくわかるようになってきた。
普段の考えていることとか、言葉の使い方とか、そういうものが出てしまう。
他人の前にいる自分に、自覚的になること。できていることもあるが、大体はできていない。
なぜ人に声をかけられないか。その結果に責任を持ちたくないから、相手に少しの好意でも持たれるのが怖いから。
1日に1人でも声をかける方がよっぽどコミュニケーションの上達に繋がると昔言っていたが、声をかけないでいると向き合わなくて済むから、声をかけて向き合えということなのだと思った。
あと、結局これだと読まれることから逃げているので、個人ブログで勝手にやってやろうと思った。
声をかけるというのは大変だ。