Twitterで飛び交っている「担降り」の言葉で思い出した。
ジャニーズではないが、自分が一番好きだったアーティストが結婚したときのこと。
自分にも長らく付き合っている恋人がいるけど、「彼」への愛と、恋人へのそれは違う。
どちらが大きいかと聞かれればまあトントンかなと答えられるけど、どちらがより色鮮やかな想いであるかで言えば断然前者だ。
恋人もそれを知っていて、半ば呆れ気味に話を聞いてくれるけど。
年齢差も10以上あるのだし、そもそも単なる一般人以下の私など彼に出会えるはずもない。
憧れとして見つめていた彼が誰かのものになるだけ。
恋人が、「君は彼が声をかけてくれさえすればいつでも僕を捨てる準備ができているのだろう。そのチャンスすら失ったら、それは悲しいに違いない」と言った。
そして、「そのうち彼は離婚するんじゃない?それまでは僕と付き合っててよ」とも。
本当に愛しているなら祝福すべき派と、本当に愛しているからこそ祝福できない派には越えられない溝がある。
私は、一度は祝福してみた。現在漏れ聞こえるところによると、私がかつて愛していた彼は結婚生活があまり上手くいっていないようだ。私もいい年齢なので、もはや出会うこともないわけだし、手放しで嬉しいとは思えなくなってしまったけどね。
そんな経験をもとに言わせてもらうなら、「担降り」すべきかどうかで胸を痛めるのなら、「結婚おめでとう。いつまでかわからないけどお幸せに。」そのくらいでいいんじゃないかな。