今年24歳になった。大学を休学し今はずっと家にいる。声を出せなくなった。必要最低限、かすれ声なら出せるので肉体的ではなく精神的に。
ー原因を考えてみた。ー
こうなることを避けられなかったのか。小さい頃(物心ついた幼稚園頃)から思い返せば人と関わるのが苦手で感情を、特に怒りの感情を人に出したことがなかった。気に入らないことがあれば、黙る。声を荒げた記憶は一度もない。
小学校で工作の授業があった。表現するのが嫌いな僕は他人の作品を真似て作った。美術の授業があった。描くのが怖い僕は他人の作品を見て、違う角度からそれをあたかも自分が考えたかのように描いた。
よく意味は分かってないが自閉症と呼ばれるものかもしれない。(自分の中に閉じ込もる病と解釈して)また、失声症と呼ばれる精神病かもしれない。発達障害かもしれない。ただ、鎖で口を覆われてるかのように声は出せないし、体もうまく動かせない。(精神的にだが)
結局何が言いたいかというと、昔からその予兆があったということだ。その生まれ持った、または小さいうち持ち合わせてしまったものが無意識のうちに身にへばりついて、必然的に今に至る。
つまり、こうなるべくしてなった、と。
そして、人に頼れないのがタチが悪い。
声を出せない、感情を表に出せない僕は自分でどうにかするよりない。しかし、どうすることもできないから今に至る。八方塞がりだ。
すっかり、対人恐怖症になってしまった。
どんどん負の方向へ進んでいる。
側から見れば甘えと思う人もいると思う。
ただそれでもいい。