乳幼児は泣けば親が飛んできて助けてくれる、構ってくれると、そう理解している
2,3歳と「幼児」となりある程度言葉でのコミュニケーションが取れるようになってからもそれは変わらない。泣けば親が構ってくれる、あやしてくれる、ワガママを聞いてもらえる、と認識している。
そんな風に育ってきた子供が、家の外だとギャン泣きが通じないと理解できるはずがないし、むしろ外でギャン泣きすれば普段より構ってくれると理解している節すら感じられる。
つまり、子供を泣き止ませようとしている親の子ほど、外で喚くし、泣き止むことがない。
泣くことが正しいコミュニケーションでないと「正しい躾」をされた子供は泣かないわけで、そもそも泣く時点で躾がされてないわけで泣き止ませることは不可能なのである。
あなたはどこで子供に「泣くことはコミュニケーションでないよ」と教えるのだろうか。
成長すれば勝手に泣かないようになる?それは成長に伴い外の世界に興味を持ち、社会や他人から学び、間接的に躾けられるから泣かなくなるのである。
ここで一部の甘やかされた子供は他者から学ぼうとする姿勢を見せることはなく、変わらず泣き続けるor怒るという行為へチェンジする。
怒る、大声を出す、相手を恫喝する、暴力を振るう、このような行為で相手へ自分の要求を通そうと学ぶのである。
なお、当然であるが、泣くことに対して上記の行為で止める親を持った子供は、当然自分がされたように上記の行為をコミュニケーションの一つとして学び駆使する。