窃盗などは女性の犯罪率もそこそこ高いがそれでも男性の方が多いし、殺人は男性による犯罪率が圧倒的に高い。
ニュース番組で男性による凶悪犯罪が立て続いて報道される度に、男性に強い憎しみを抱いてしまう。
女性にだって犯罪者はたくさんいるし、男性だってほとんどの人はまともだと分かっている。性別で見るのは性差別で、男性だからというより、男性の社会環境(稼がなくては一人前ではないという世間の見方により男性にストレスがかかる、弱音を吐けず孤独になるなど)が男性に犯罪をさせてしまうのだ、(だから女性の権利が向上するにつれて女性の犯罪率も上がる)といった言説も見たことがあるし、きっとそれが正しいのだと思う。
おそらく、自分ではないものが総じて敵で、自分の側は善良な被害者だと思いたい気持ちがあるんだろう。悲劇のヒロインに酔っている、みたいな状況なのかもしれない。
自分の小ささに嫌になる。自分だって、女はヒステリックだとか、自分の職種などの属性を一括りにして否定されるのは嫌なのだから、男性だってそんなことは嫌に決まっているのだ。それが統計的に事実だとしてもだ。
わかっていても憎しみは定期的に生まれてきて、その度に自己嫌悪している。自分だけだろうか?いや、きっと誰しも、似たような気持ちに心をやつしたことがあるはずだ。
……あるよね?
何があるのかわからない