2019-07-08

学年主任が病休をとった

七月初旬は、教員にとって恐ろしいほど忙しい時期である。日々の授業と並行して行われる成績処理や、通知表の所見欄、私費会計の締め処理など、みんな頭から湯気を立てて働いている。

そんな中、突然学年主任が病休で居なくなってしまったのだ。

主任は今年度からうちの職場に来たばかりで、慣れないこともあったかと思う。私はなるべく彼女負担が掛からないようにと、学年の仕事の大半を引き受け、彼女がなるべく早く帰れるようにと心掛けてきた。

いなくなる前日の放課後主任は少し苦しそうな顔つきで職員室に入ってきた。私は黙々と仕事をこなすばかりでろくに会話もしなかったと思う。午後5時半、スッと職員室を出たことに気付いた。私は「いつもより少し早いな。」と思った位で、気にせず仕事に戻った。そして、主任学校から出てすぐに病院に向かいメンタル面の診断書を書いてもらったと、後に校長から聞いた。

私は彼女判断は正しかったと思うし、病気が早く良くなって欲しいとも思っている。でも、残された教え子の授業は?成績処理は?その他の事務仕事は誰がやる?私だ。主任相談する雰囲気も作らせず、信頼関係も築くことなく、無自覚孤立させていたのも私だ。

たらればが頭の中で反芻するも、消化されることはない。今の私にできることは、味のしなくなったガムを噛み続け、明日の授業準備をすることだけなのだ

  • 人員補給がされないって、太平洋戦争みたいですよね。。手を抜けないのが先生の大変なところですね。  

  • 子どもたちの教育と権利のために、先生方には頑張って欲しい。

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