まぁさ。この世の中、顔面偏差値は確かにある。平等だの個性だの言うた所で、顔が良かったりスタイルが良かったりで得することは多い。表面の第一印象なんて、誰にでもあるもんだ。
両親は、普通に愛情あるならドブスでも可愛いと思い言うて育てるが、ある程度の年齢になると子供は自分の顔面偏差値を自己で判断していく。集団生活とかでね。
無邪気を盾に、言わなくても良い事を言うヤカラも増える。
なんだけど!
私の知り合いは、幸か不幸か能天気か。
蝶よ花よ。世界で一番可愛いの。と、育てられた。食べ物も洋服も、全て似合うわ!と求めるまま与えられた。ヤカラから何か言われたと告げ口したら、アナタが可愛いから嫉妬してるのよ!と、言われ続けて成長した。
彼女は、今も似合いもしないピンクのヒラヒラとミニしか持ってない。そしてぶりっ子。
私が1番可愛い!私が1番云々と週3で合コン、相席、紹介でスケジュールが埋まってる。
男って、見る目ないよね〜
だ。
言い過ぎって恐ろしい。
筒井康隆「いちごの日」
小説ですか? 不勉強で申し訳ありません。