「いい歳なんだから、そんな趣味止めて大人になりなよ」的な言論に対しては
「うるせー、人目につかないよう、人に迷惑かけないようにしてるんだから何してようといいだろ。」
と思っていた。
その人は30歳過ぎて漫画家志望なのだが、自分のエッセイ漫画に
お気に入りのポケモンを登場させて作者本人と漫才っぽいやりとりをしていた。
内容が作者のこれまでの人生とこれからに関するややガチっぽい感じで、
いい歳した大人がポケモンと会話しているのが、正直キモいと思ってしまった。
そしてその感覚は、もし自分が趣味を公開した時の世間一般の自分に対する見方の一片なのだろうと思うと、暗い気分になる。
自分自身が「これが好きなんだ」と信念に思っていても、他人から見るとキモいと見えてしまうこともあるのだ。
「いい歳なんだから~」という話は「あなたキモく見えてるから、それ止めた方がいいよ」という忠告かもしれないのだ。
かといって、他人の目ばかり気にしていたら、一体何のための人生だということになる。
結局は程度問題に行きつくわけだが、その基準をどう自分の中に形成するか、
否、そのエッセイ漫画を見たことで基準に自信がなくなってしまいどうしたらいいのか、
整理できずにいる。