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チャンネルというたった数個の選択肢のうちに、興味がある番組があることはまれだ。
とはいえテレビ番組の全体的なレベルの低さは、また別問題なのかもしれないけれど。
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自分で選ぶ物だけに興味があって、それ以外には興味がわかない。
だから、偶然として訪れるしかない「人間関係」は僕にとって魅力的じゃない。
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新年という単語は、人と関わらない者にとって、実感的には存在しない。
365日のうちの1日、などという発想は、引きこもりには存在しえない。
数万日という大海のような時間の連続性の中に今日が、ぽつんと存在している。
でも、「今日」「明日」という概念だけは、引きこもりにも実感がある。
眠りを隔てて、昨日の自分と今日の自分に、同一感がないせいだ。
もし、「今日」「明日」の区別がなくなったら、面白いだろうなあ、と思っている。
数億秒のうちの一秒を実感的に生きれたら。
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働いている人たちが、お金をどしどしお使いなさるのが、うらやましい。
欲しいものがいくつかある。十万円もあれば、それらが全部買える。
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僕はちょっと外を出歩くだけで、すごく緊張するし、特別な感じがある。
一年に一度や二度、そういう日がある。
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