2018-11-28

権利関係」という曖昧表現

ネットコミュニティーを見ていると、「権利関係問題で」「権利関係でどうの」というコメントをたまに見かけることがある。

この「権利関係」というのが曖昧で分からない。知的財産権の事だとは文脈で分かるが、著作権なのか商標権なのかパブリシティ権なのか他の権利なのか何を言いたいのか?

違法になるような知的財産関係法律がないという意味で「権利関係問題は無い」と言うのなら分かる。しかし、権利関係問題があると主張するのに、何の権利なのか大まかにも示さないの不自然では無いだろうか。

著作権のなかでも細かく指し示してほしいと言っているのではない。例えば著作権商標権パブリシティ権くらいの言い方で良いのである

思うに、知的財産権が分からないが、なんとなく問題がありそうだと感じたので権利関係という曖昧表現をしているのではないだろうか。

具体的に何の権利なのか、判例はあるのか、弁護士見解は等、そういうのが多分本人にも分からないのだろうと思う。

からないが、どれかに引っ掛かりそうだと何となく感じただけなのでこのような表現になっているのではないだろうか。

大体そのような時に、著作権商標権パブリシティ権等の観点からコメントを私が確認すると、的外れな事が多いと感じる。

まり権利関係問題」なんて実際には無いケースなのに、「権利関係問題」だと書かれている。

私は有資格者ではないので、弁護士弁理士解説を参照しながらの確認にはなるが。

なお、どの権利であるかを名指ししていても、それが正しいとは限らない。特に知的財産権分野は嘘情報が多い。

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