2018-11-13

[]アンドリュー・クロス

1784年イギリス・サマセット州の裕福な家庭に生まれた。

20歳になる頃には両親とも亡くなり、アンドリューは遺産相続した。

大金を得たことで、彼は電気鉱石研究にのめりこむようになり、自分のための科学研究所を作り上げた。

彼は体系的に科学を学んだわけではなく、在野のアマチュア研究者にすぎなかったが、

電線を巡らせて空中電気を調べたり、大容量のボル電池を開発したりするなど、

いくつかの成果を上げて「稲妻と閃光の男」と呼ばれていた。

1836年、電気を用いた結晶実験を行っていた際に、実験器具の中で小さなダニが大量に生まれたのを発見した。

新聞はこれを「アンドリュー・クロスが新しい生命を生み出した」と報じて、そのダニを「アカラス・クロシ」と命名した。

生命創造は神の領分を侵す行為だとされ、アンドリューは激しいバッシングさらされた。

ただしアンドリュー自身は、ダニの卵がどこからか紛れ込んだのだろうと考えていた。

バッシングに嫌気がさしたアンドリューは科学実験から引退し、1855年に亡くなった。

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