最近のファッションモデル界隈は混沌としている。長らく、細身の健常者の白人ばかりを起用してきた事を意識の高い人たちに責められ、どこもかしこも多様性とやらを打ち出し始めたのだ。具体的には、多くのショーでアジア人や皮膚病や太ったモデルが出てくるようになった。一見いい話のように思えるかもしれないが、実情は全くそうではない。この結果何が起こったかというと、冒頭に書いた「混沌」だ。
例えば、どのようなショーでもアジア人を起用しなくては叱られるので、アジア人モデルには向いていないショーにも駆り出されるようになった。先日行われたヴィクトリアズ・シークレットのショーが典型例で、下着をみせるためにある程度体にしっかりとしたボリュームがないといけないから平坦な体格のアジア人には不向きなのだが、ポリコレのために起用され、ショーのお茶を濁している。
まるでお弁当に申し訳程度に添えられたパセリのようだと思う。好きだから入れるパセリではなく、緑の食べ物もちゃんと入ってますよ!というアピールのために添えられ、見向きもされず食べられることもなく捨てられるパセリ。
モデルというのは美しさを競うオリンピックアスリートである。オリンピック100m走の決勝にアジア人や障碍者がいないのはポリコレ違反だとしてそれらをねじ込むようなことがあってはならないのだ。細くて健常者の白人がより美しいというなら、そういう人ばかりになるのは仕方がないことなのだ。何なんだポリコレって。何なんだ多様性って……おかげで世界から美しい光景が消えようとしている。
パセリ好きの俺に謝れ。
おまえはパラリンピックの存在が目に入らないのか。
オリンピックとパラリンピックは別の試合だろう。フェデラーと国枝がオリンピックで対決することはない。別に技術さえあれば障害があってもオリンピックに来たらいいしそういうア...
パセリの例えについてはわからんこともない 結局、美意識や価値観には全く手を入れることのないまま、とりあえず数合わせだけしておこうというあたり、本邦における女性管理職登用...
美の基準、美意識そのものに考えを移してみたらどうかな
アジア人に似合う下着をデザインすれば確かに商業的には売れるだろうな