2018-10-04

創作分野においてのAIの脅威は人間を超えるかどうかの話ではない

技術的に言えばAIは人と同等のもの創作し、人間の完全な代替となることは遥か遠い未来の話だろう。

だが、それは創作者の仕事がしばらくは人間のものであり続けることを意味してはいない。

例えばアニメ制作環境デジタルに移行したとき

セル画フィルム時代の質感をデジタル上で再現することはできず、

最近アニメには人のぬくもりが感じられない」とかそういう意見結構あった。

しかし、デジタル技術セル画フィルム駆逐した。

それはなぜかといえば、大半の視聴者にはセル画フィルムの質感が再現できるかなんてどうでも良かったかである

同様に、イラストを描くAI人間絵師と同等の技術力を持たなくても、

例えばキャラデザ原案とか広告用の一枚絵だとかなら「これで十分だ」と思われてしまえば、

その分人間絵師仕事が奪われてしまうのである

なのでAIの描いた絵に細かくケチを付けたり、新しい発想がないとか言ってみたりしても、

それらはAIの本当の脅威に対しては何一つ意味をなさな批判なのである

  • シコリティの高い絵を量産したら人間は駆逐されるよ

  • AIってより、深層学習/機械学習を使って創作物生成プログラムを書く科学者(or プログラマ)が、彼らの仕事を奪っていくと言えよう。 生成された創作物にさらに、人力で修正を加えてク...

  • セル画の質感の再現を志向するアートワークもあるよ はい、にわか乙

  • DLsiteで売ってるような同人ツクール系ゲームのキャライラストなんかは、もう現状のAIでも十分実用できそうだよね

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