発表会直後、教室で会った女性が橋本被告に対し何も言わなかったことから、
「私は女性に『言うべきことがあるだろう』と強く言った。女性は『申し訳ありませんでした』と言ったが、おちゃらけ、吐き捨てるような感じだった。怒りが爆発した」
橋本被告は女性を怒鳴り、それを理由に教室から退会処分を受けた。
「最初は殴ろうと思ったが、体格差があり、打ち所が悪ければ死んでしまう。
彼女はひどいことをしたが、殺されるほどのことをしたわけではない。
そのため刃物で命に別条のない場所を切ろうと考えた。顔は女性だから遠慮した。足もバレエに差し支えると思った。だから指にした」
「気絶させた上で小指を切ろうとしたが、タガネが大きくて、
薬指も切れてしまうことが分かった。指2本は仕返しには過剰だと思い、親指を切断することにした」
犯行後、橋本被告は自ら110番通報して事件を通報するとともに、
電話口の警察官に救急車の手配を依頼。意識を取り戻した女性に「間もなく救急車が来る」と伝え、
駆けつけた警察官に逮捕された。こうした振る舞いからは、「女性の行為に対する罰は、指1本が相当だ。それ以上でも以下でもない」という思考がみてとれる。