歩道を歩いていると、向こうから歩いてくる人が、すれ違うときに袖が擦れ合ってしまうくらいぎりぎりですれ違ってくることがあるのです。
向こうが単独のときも複数のときもありますが、悠々と真ん中寄りを歩いてきて、こちらには身をよじってギリギリで通れるくらいしかスペースを譲ってくれないのです。
そのギリギリのスペースを開けるタイミングも、すれ違う直前なので、こちらはたじろいでしまいます。
歩道では複数人で横並びで歩くときでも後ろから来る人を想定して道幅いっぱいに広がらない、前方に人が見えた時点で縦に並び、相手が十分通れる幅を開けるのが当然で、
自然とそうしている側からすると、ささいなことではありますが、かなり嫌な気分になります。
また、大きな公園の広い道で、道の脇に設置してあるベンチに腰掛けていたり、隅っこでスマホを見ていたりするとき、道のへりに沿って歩いてきた人が、
こちらがギョッとするくらいすれすれを通っていくことがあるのです。
当然、ぶつかることもありますが、そういう方々はしらんぷりです。
そのような振る舞いをする人が、どうも増加傾向にあるように感じていて、薄気味悪く感じ、理由を考えて見ました。
私が思うに、彼らは知人友人以外の「他人」を、人だと思っていないのではないでしょうか。もちろんヒトだとは目で見て理解していますが、
人格のある人間として認識しないように頭の中で処理しているのではないかと。
私も、(こんな当然なことをわざわざ書くのも情けないですが)前方に立ち止まっている人がいれば可能な限りお互い不快にならない十分な間をとりますが、
樹木や岩だったらすれすれを通ります。彼らにとって他人は、樹木や岩と同等なのではないでしょうか。
その証拠に、こちらは不快になっていますが、そういう相手はまったく意に介していない様子で、一人で気持ち良さように、あるいは連れと笑いあって
去っていきます。
自分は逆で、自己評価が低くて自分の意見=取るに足らない物と考えているのか、 何ごとにも意思表示を控える(恐れている?)人が増えている、特にゆとり世代以降に多いと感じてた。
わかるよ〜。人ってこわいよね。相手の目をがんみしてあたりそうな位置一回歩いてみよ