「死にたい奴が死ぬだけじゃないか」って言うかもしれないけど、そんなに簡単な話じゃないと思うんだよ
そりゃ治療の方法も無くて、ただ痛い苦しいのが死ぬまで続く病気みたいなケースなら、安楽死が必要というのも分かる
でも単に死にたいと思った人が簡単に死ねちゃう社会はちょっと危険なんじゃないかと思う
例えば、お年寄りが子供に迷惑かけたくないからって安楽死を希望したとする
そのお年寄りが本当に自分の意思で安楽死を選択したのか、介護をしたくない子供に言い含められて選択したのか、他人に区別できるものなんだろうか?
直接的な言葉を使わなくたって、意図的に聞こえる様に「介護は嫌だ」的な会話や独り言をするっていう手もある訳だし
それに、ある人がちゃんと自分の意思で死を選んだとしても、今度は同じ様な境遇の人に「なんで貴方は死なないの?」って言う人が絶対でてくる
「Aさんところのおじいちゃんはちゃんと70歳で安楽死したのに、Bさんところのおばあちゃんはもう90の癖にまだ生きてる」みたいな話になる