結局、サブカルが好きって言うのは「これが好きな自分は特別」っていう感覚が第一なんだと思うんすよ。
ただもうSNSさんが発達しすぎて、そこらじゅうに「サブカル好き」がたくさんいることに気づいて、サブカルオタクは死んだんですよね。
いい時代ではあると思うんですよ。
ただ、自分のアイデンティティだったり、個性だったりに自信の持てない十代の若者にはキツイと思う。多分。
今でもインターネットにはアンダーグラウンドは存在しているし、密かに活動しているクリエイターやコアな人気をもつパフォーマーもいるにはいるんだけど。
それにたどり着くまでには運と根気がかなり必要になってきている気がする。
一昔前、自分が「サブカル」だと感じていたものはマイナーメジャーといったあたりだろう。
今ではそんなマイナーメジャーのカルチャーなんて氾濫していて、ファンもくっきりとその実像を確認することができる。
「自分だけがこのカルチャーを愛している」という錯覚は既に失われつつある。
確かに愚かな自己肯定の方法だとは思うけど、十代の頃はそれにしがみついてでもいないとしんどかったんだ。
不安だったし、寂しかった自分を強くしてくれるのはサブカルだけだった。
クリエイターになろうぜ