友人のAはとかくハイスペな男である。まず帰国子女で複数の言語が流暢だし、イケメンで背が高い。家柄もよく、財産があり、世界的に有名な海外の名門大学を卒業して、誰もが羨む仕事をしていて、おちんぎんがべらぼうに高い。頭もセンスもよく、優しくてジョークも言える。マジで少女漫画の王子様だと思う。
そんな彼だが、彼女がいたことがない。相手に求める条件は「尊敬できる人」「笑いのツボが似てる人」のたった2つ。容姿にはこだわらない、というから楽勝かと思いきや、これが全然見つからない。まずこんなハイスペが尊敬できる女性はなかなかいない。しかも容姿にこだわらないからこそ逆に、容姿というわかりやすい武器が完全に封じられてしまってる感じ。「尊敬できる人」を恋人の条件にするのって沼だなと思う
「尊敬できる人」って、具体的な条件の明言を避けて全部混ぜこぜに複合して「とにかく俺が認められるだけのいいオンナ」ってことなわけだしなあ
「尊敬できる人」って、具体的な条件の明言を避けて全部混ぜこぜに複合して「とにかく俺が認められるだけのいいオンナ」ってことなわけだしなあ