彼らは愚かな訳ではない。道理を知らない訳でもない。ただただ老獪なのだ。そして我々は、その老獪さの前に転がされるばかりである。
https://forbesjapan.com/articles/detail/19130
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12180-639526/
これらの記事を読んで、「ただの従業員に多くを望み過ぎ」という意見が出るのは正しい。従業員はエスパーではなく、アルバイトはカウンセラーではなく、それら働きをするに十分な給与を受け取ってもいない。全くその通りだ。
ただ、老人たちはそんなことは承知で、「それではいけない」と言っている。「そんなことでは駄目だ、もっと高くを目指すべきだ」と言っている。勿論、それで給与が上がる訳ではないということなど百も承知だ。
老人たちは二度とバイトなどしない。薄給で売り場に立つこともない。それらバイトや従業員のハードルが上がるデメリットが、彼らにとってあるだろうか?
ゼロだ。全くない。一つもない。実際のところ、ハードルが上がったからといって、バイトや従業員の職につく者が減る心配すらないのだ。底辺労働者の代わりなど幾らでもいる。
一方で、それらハードルを上げることによって、「ああ、もっと頑張らないとな」と接客に力を入れ、エスパーたらんと志し、何かあれば自分を責めるバカ正直な若者が一人でもいれば、彼らの言説は十分ペイするのである。
おもてなし力を身につけよ。
そしてわれらをおもてなせ。
いつの時代も、老人たちは若者や底辺労働者に向かってそう語りかけてきた。ただ、それが現在でも継続しているだけのことに過ぎない。
若い人らは舐められてるってことにもっと早く気付いてほしいと昔からずーっと思ってる
彼等はそこまで狡猾でも自覚的でもない もっとボーっとした馬鹿なんだよマジで