2018-01-04

老人がバイト薄給従業員に多くを望むのは、その方が都合が良いかである

彼らは愚かな訳ではない。道理を知らない訳でもない。ただただ老獪なのだ。そして我々は、その老獪さの前に転がされるばかりである

https://forbesjapan.com/articles/detail/19130

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12180-639526/

これらの記事を読んで、「ただの従業員に多くを望み過ぎ」という意見が出るのは正しい。従業員エスパーではなく、アルバイトカウンセラーではなく、それら働きをするに十分な給与を受け取ってもいない。全くその通りだ。

ただ、老人たちはそんなことは承知で、「それではいけない」と言っている。「そんなことでは駄目だ、もっと高くを目指すべきだ」と言っている。勿論、それで給与が上がる訳ではないということなど百も承知だ。

老人たちは二度とバイトなどしない。薄給で売り場に立つこともない。それらバイト従業員ハードルが上がるデメリットが、彼らにとってあるだろうか?

ゼロだ。全くない。一つもない。実際のところ、ハードルが上がったからといって、バイト従業員の職につく者が減る心配すらないのだ。底辺労働者の代わりなど幾らでもいる。

一方で、それらハードルを上げることによって、「ああ、もっと頑張らないとな」と接客に力を入れ、エスパーたらんと志し、何かあれば自分を責めるバカ正直な若者が一人でもいれば、彼らの言説は十分ペイするのである

若者よ、もっと接客力を鍛えよ。

おもてなし力を身につけよ。

そしてわれらをおもてなせ。

今の給与、今の待遇で満足せよ。

つの時代も、老人たちは若者底辺労働者に向かってそう語りかけてきた。ただ、それが現在でも継続しているだけのことに過ぎない。

そして、ネットで多少の人数のブックマーカーが騒ごうと、彼らはなんの痛痒も感じないのだ。

  • 若い人らは舐められてるってことにもっと早く気付いてほしいと昔からずーっと思ってる

  • 彼等はそこまで狡猾でも自覚的でもない もっとボーっとした馬鹿なんだよマジで

記事への反応(ブックマークコメント)

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