一般的な人の感覚としては
仕事のやりがいや楽しさは
「人から感謝される」とか「頑張った成果が出た」この辺りでしょう。
承認欲求や自己実現が大切だと考えている。
介護職はブラックだと言われているが
「あなたのお陰で楽しく過ごせています。ありがとう」
と、感謝され一人の人間として必要とされたり
「あなたと一緒にリハビリを頑張って少し歩けるようになりました」
と、苦労の成果が出れば
きっと仕事はきつくても頑張れるものだと思う。
しかし介護をする対象は必ずしも「人間」だけとはいかない。
全身の筋肉が衰え、気管切開(喉に直接人工呼吸器を繋げる手術)に移行し、喋ることもできなくなってしまった人
認知症など脳から先に衰えて会話が成立しなくなってしまった人
こうした人を相手に仕事をする場合、どこに仕事のやりがいを見出せば良いのだろう。
どれだけ頑張っても感謝はされない(多くの場合こういう人は家族に見捨てられている背景もある)
医療保険=税金を消費するだけの存在。誰のために?何のために?この仕事に意味はある?
考えこんでしまう人ほどできなくなってしまうのでは…と思う。
そんな中で働き続けている介護士は尊い、立派だと思う。
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