現在ではタイトルしか知らない(あるいはタイトルすらあやふやにしか言えない)人でも犯人は知っているみたいな風潮の「ポートピア連続殺人事件」だけれど、そもそも表題の人ってどれだけいるのだろう?
マイコンで一世を風靡している「アドベンチャーゲーム」なるものがファミコンでも遊べる!みたいな感じで鳴り物入りでファミコン版登場したのが1985年。
その当時自分は小学生だったのだけれど、それでも発売されたばかりの時点で誰が犯人なのかは小学生内のクチコミで犯人は誰だかみんな知っていた。ネットなんて一切無い時代なのにだ。
ゲーム内の小ネタ「こめいちご」の暗号解きなんかはクラスの友達と一緒に悩んで盛り上がっていたけど、それでも大オチの犯人は誰だかみんな知っていたよ…。
PCやマイコンに縁の無い子供ですらそういう状況だったのだけれど、当時ファミコン版を犯人知らずにクリアした幸せな人ってどれだけいるのだろう。あの衝撃的なラストを実際の本当の体験として熱く語れる人って超絶希少人種のような気がするのだけれど、そういう人いる?
犯人が逮捕される場面から笛を吹いて安楽椅子探偵によって彼が犯人じゃない真相ルートに突入する話とか、ついた弁護士によって逆転する逆転裁判ルートの話とか読みたいとずっと思...