「くそっ!生命保険に入るのすらケチってるのに貯金が全然増えねえ!」
「一人暮らしを始めるのにかかった初期投資を考えればまだまだ赤字だぜ!」
「この状態で車を買えって?車を買わないと仕事にならないから車を買えだって?」
「どうする……車なんて買ったら……次の転勤でこのど田舎を脱出するまでに稼げる貯金がそのまま相殺されて、その後の転勤にかかる費用で最終的には赤字だぜ……」
「何故だ……何故俺はネームバリューだけで箱だけデカい会社に入ってしまったんだ……」
「貯金が増えねえ就職に意味はあるのか……ワープアだ……まさかのワープアだ……」
「箱だけでもデカい会社に入っておけばワープアには流石にならねーと思い込んだ俺を殺しにいくぞ!タイムマシンを用意しろ!」
こうして俺の、タイムマシンづくりが始まった。