2017-08-22

田舎父親に見る、ダメ上司アンチパターン

結婚したのを機に田舎引っ越して、ときどき父親農業を手伝ってる。その手伝いの仕事があまりイライラさせられるので、ある時なんでだろうと分析してみた。これが巷で見るダメ上司アンチパターンマッチしていて、興味深かったので残しておく。

作業概観を示さず詳細に入る

朝、トウモロコシネットかけるから手伝ってー、と言われて網やら棒やらを持たされ、畑に着くと開口一番「じゃそこに棒立てて」。何のために(鳥害・獣害を防ぐため)何をするのか(網をカサつきの棒で支え、下も隙間なく地面に留める)の共有がないので、アバウトな指示で何をしたらいいのか判断できない。

指示が客観的でない

指示がみんな「そっち引っ張って。そっちやない、こっちや、こっち」というありさま。こっちって東のこと? 東側を下に引っ張ったらいいんやね? といちいち確認する必要がある。

価値観を共有せず結果だけ伝える

最後に検分していて「あーダメダメ、こんなんじゃ(獣が)入ってしまうがな」。分かるわけないやん、と口答えすると「考えたら分かるやろ、そんなん常識や」。どういう価値基準や美意識判断してるかを知らされず、仕事が終わってからダメとだけ伝えられるのでやる気がなくなる。

◆ ◆ ◆

こんな上司いるわけないだろー、と本やネットを見てて笑っていたが、いた! と可笑しかった。しかし実際父親は悪くなくて、これらのことを伝えたらみるみる改善していきつつある。ただ他人作業する機会がこれまであまりなかっただけらしい。みんなも気をつけよう!

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