何処に落としたら良いのか分からなかったから、こんな所へ来てしまった。
実に、実に、最高に良いライブだったんだよ。これは本当に。
4年待ち続けた彼等が大歓声で迎えられた瞬間
思い出すだけで、今も胸が高鳴るよ。
でも同じ位、悔しいとか辛いとか腹立たしいとか、そんな気持ちでいっぱいだ。
スタッフも碌に居ないし誘導もしない、リストバンド交換所に何千人も満員電車みたいに押し込められた。
段々と開演時間が迫るのに、列にどう並んだらいいのかさえ、客はほとんど理解していなかった。
皆ピリピリしていたし、罵声も飛んだ。
私は直接見てないけど、体調を崩して倒れた人も居たと後で聞いたよ。
見かねた有志が人を整理しようと頑張っていたけど、私が見た限りではあまり上手くいってはいなかった。
「リストバンド配布の列が解消するまで開演しないとスタッフが言っていました」という誰かのTwitterで、私たちは開演が遅れる事を知ったんだよ。
その場に居るのにね。
もっと早く来ていれば間に合った。
間に合った人もたくさん居た。
皆が協力したらよかった。
そういう意見は最もだよ。
納得できないけど、理解はできる。
だけど、あの場所をギリギリまで何もしなかった事だけは許せないし、許したくない。
あの場所は本当に異常だった。
でも、だから、最後にキャストにあんな風に言わせてしまった事が、悲しくて仕方ない。
そう思う人にとっては、そうかもね。
でも、私はそう思えない。
今回以上の「何か」が起こった時が、作品の終わる時だよ。
何度でも言うけど、最高に楽しくて、今思い返しても夢みたいで、今まで大好きで良かったって思えるライブだったんだよ。
でもそれを思い返す度、悲しかったり腹立たしいって気持ちも湧いてくる。
どうしようね。