2017-05-25

イカを食べる

無性にイカが食べたくなって、コンビニへ行った。

イカといってもおつまみようのイカで良いのだ。

一番近くにあるコンビニサンクスへ行ったところ、

イカのおつまみだけでも複数あった。

いかくん(桜チップ使用

・げそ

あたりめ

・辛いあたりめ

・さきいか

おいおい、これだけ揃えて消費者を惑わす気か。

そもそも俺はイカならなんでもよいと思ってやってきたぐらいだ。

イカの「これ」が食べたいとかは無いのだ。

(どのイカにすれば自分は満足できるのだろうか……)


あいにくポケットの小銭で買いにこようとしたため、

多くの種類は買うことはできない。

買うならどれか一つだ。

まぁ、あたりめかな。自分を納得させるように自問自答する。

あたりめならハズレはない。

しかし、あたりめならいつでもたべるんじゃなイカ

心の中でイカちゃんが囁く。

ほんじゃ、いかくんかなー。小さい時好きだったんだよな。

父親晩酌の肴だってことを分かっていながら、

食べだしたら止まらくなって、全部食べてしまって。

少しだけ残っていたいかくんを飼い猫にあげたら腰を抜かしたよな。

あー、あの猫もかわいそうなことをしたなー。

などなどと郷愁にふけれる。

よし、昔を思い出すためにいかくんにしよう。

そう思って、いかくんを買おうとしたところ、

缶チューハイを持ったおっちゃんがいかくんを取って

レジへ向かった。

(え?あ……やられた!)

あの男は缶チューハイいかくんを買ったけど、

俺が買おうとしているのはいかくんだけだぞ。

あの若い女性店員のところにいかくんだけ持っていける?

くそー、もうこれでは買いに行けないではなイカ。

心の中でイカちゃんが嘆く。

しかおっちゃんのレジをすました若い女性店員がこちらをちらちら見ている(気がする)。

(あー、これ、不審者だわ、完全に不審者か、どのイカを買うか迷ってるおっさんだわ)

とにかくなにかをか買ってこの店を出よう。

そう思って、目の前にあった「窯出しとろけるプリン」手にとってレジをすませた。

とりあえずここはしのげたじゃなイカ。イカは次でいいじゃなイカ

心の中でイカちゃんが励ましてくれた。

ありがとう、イカちゃん。

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