俺は学生時代ずっとモテなかったボンクラ男子だが、漫画が好きなこともあって
ボンクラ男がのめり込みやすい典型的な作品なので、もちろん俺もハマった。
で、なんかの雑誌のインタビューで押見先生が「惡の華は安達哲のさくらの唄に多大な影響を受けて描いた作品」と答えているのを読み、以前からタイトルや評判を聞いてはいたが
自分が産まれた頃の作品であり、なかなか読む機会が無かったのだが
これを機に読んでみようと、古本屋を探し回った。(電子書籍は嫌なので、絶版本を手に入れるには古本屋しかない)
やっと見つけて読むと、なるほどこれは思春期に読んでたら気が狂ってたわ…大人になってから出会ってよかったー
と思えるほどすごい作品だった。
これは惡の華が好きなら読まないと損!
と思い、友人たちに勧めた。
男の友人たちは「読んでて気分悪くなった!最高!」と絶賛だったが
女の友人たちからはことごとく不評。
「言うほどのめり込めなかった」「男の妄想って感じで不快だった」
彼女らは惡の華も全巻読破して、おれたちボンクラ男が大嫌いな浅野いにおの漫画も大好きな人たちばかりなので
似たような作品というか、そういった作品の元祖とも言うべき「さくらの唄」が女性に全く受け入れられなかったのは驚いた。
俺の周りでは女性には全く駄目だったなあ。
俺の周りでは完全に男受け漫画だった。