いわゆる第一志望の会社から内々定をもらい、一息ついたいま思う。就活は地獄だ。
三月に就活をスタートし、同級生に同じくいわゆる滑り止めの中小企業の選考を手当たり次第受けた。
書類選考、筆記選考をパスし、一次面接へと進んだ。それなりに和やかに進んでいたと思う。「弊社の志望度はどの程度ですか?」と聞かれるまでは。
少なからず就活サイトを見て回っていたので、「御社が第一志望です」と即答するべきなのは知っていた。でもできなかった。少し詰まって、私は「志望度は高い方です」と返した。「高いってどの程度ですか?弊社と同じ程度の志望度の他社を挙げてください」と突っ込まれ、私は撃沈した。しどろもどろで答えつつ、ああこれはダメだなと思った。後日送られて来たメールは当然のようにお祈りだった。
このときの反省を踏まえ、私は積極的に「御社が第一志望です」と嘘をつくことにした。どうせつく嘘なら、自分から言った方が言葉に詰まらずに言えるだろうと思ったから。
まったくもってクズの思考回路そのものだと思うが、必死だった。積極的にどの会社でも御社が第一志望ですと言って回った。それ以降受けた選考でお祈りはほぼなかった。内定はたくさん来た。第一志望の内定もきた。罪悪感でいっぱいだ。
この二月、私は笑顔でにこやかに人事の方に嘘をついて回ったのだ。人事の方ごめんなさい。私のために時間を割いて面接してくださったのに嘘をついてごめんなさい。
そもそも就活ってなんなのか考えてみればいい 高卒新卒では絶対に入れない超優良企業群に無資格無免許で潜り込める ココを逃せば超優良企業群に入る機会は殆どない 新卒と既卒は...
聞いてる方も話半分に聞いてるから心配しなくていいよ