2017-04-29

痛みに支配されている

とある事情毎日1本筋肉注射を打っている。全部で60本弱で、まだ半分以上残ってる。

注射自分でも打つことができる。初回は生理食塩水を使って看護師さんが丁寧に指導してくれた。でも自分だと打てる場所が限られていて、一度打った場所は腫れ上がって繰り返し打つのが難しくなる。「打つところがなくなったらクリニックに来てくださいね♪」というお言葉に甘えて、最近は多少の手技料を払って病院で打ってもらったりもする。

油性筋肉注射の痛みって、分かってもらえるだろうか。自分はこれまで健康のもの採血予防接種以外で注射針を刺されることなんて皆無だったので、今回初めて苦しんでいる。打つときはそうでもないけど、後からどんどん周りが腫れて痛みが出てくる。腕に打ったらその後2日くらいは腕が上がらないほど痛い。酷いときは着替えをするのもつらいほど。

勿論実際には生活できないほどの痛みではない。必要があれば買い物もするし、料理もする(痛いことは痛い)。今は仕事してないけど、仕事があればとりあえず行ってデスクワークくらいはできるだろう。でも、今は暇なので痛みのことばかり考えてしまう。「今日比較的うまく打てた」「明日はどこに打とうか」「昨日打ったところはまだ痛い」1本1本注射を打ち、痛みを消化することでギリギリ前に進むことができる。

痛みだけが私の達成感になっている。

あと一ヶ月ちょっと、すべてを打ち終わった後に私は何を考えているのだろう。

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