遅ればせながら『夫のちんぽが入らない』を読みました。
俺の弱さを肯定するのと全く同時に無神経さを糾弾されているようで困りました。
ひとりの人間のバックグラウンドにはいろんなことがあるという当然の事実を突き付けられた気がします。
この本を読めてよかったと思います。
ただ、俺が気になっていることというのは、まさにその「この本を読めてよかったのか?」ということについてです。
結果的にこれだけ売れてしまったいま、実生活において筆者が特定されてしまう危険はないか。
話が繊細であるがゆえに、噂として断片的に広まってしまったらかなりやっかいかもしれません。
筆者はこの本の出版についてご主人にも話していないと書かれていますが、特にご主人は職種や書かれている内容などヤバい感じもします。
この本がきっかけで筆者の私生活がこじれてしまったらあまりに悲しい。
実際のところこの物語にどれくらいフェイクが入っているのかはわからないので杞憂かもしれないし、どっちにしろ今となってはなるようにしかならないのでこんなこといまさら書いても意味ないんですけどね。
ノンフィクションであるがゆえの、その本の存在そのものがその後の物語に与える影響みたいなのがどうしてもひっかかったのでちょっと投稿してみます。