2016-12-17

障害者を健常者たらしめるものは好きだが、障害者のために行うものは嫌い

メガネが我々低視力視覚障害者を健常者にしているように、健常者に近づけさせるための道具は実に素晴らしい。

メガネがなければ、きっとなんの仕事もつけてないし、そもそも今に至るまで生き延びているかどうかも謎だ。

メガネは素晴らしい。低視力でも健常者と同じにしてくれる。メガネありがとうメガネ大好き。

 

だが、未だに盲目の人を見える人と同等にすることはできていない。

から、街中はうるっさい信号機や見苦しい点字ブロック、ピンポーーーンとなる駅の案内板、点字図書館などの目が見えない人のための道具で溢れかえっている。

これらは目が見えない人のためだけに日本中に、世界中存在する。

彼らは特権階級といってもいいだろう。点字ブロックは彼らのための道路であり、自転車や車を置いてはならない。

盲導犬は犬嫌いがいようが、犬の毛が入って欲しくないような飲食店だろうが、彼らの役に立っているがためにあらゆる場所での存在を許されている。

その優遇され具合は貴族のためにレッドカーペットを全国の道路に敷いているのとなんら変わりがない。

 

もう、彼らのために尽くすのはやめよう。

今すぐ全国の盲人のための設備を全廃して、そのためのお金を全て盲人が健常者と同様に見えるようになるような機械あるいはIPS細胞を使った人工眼球の開発に全投入しよう。

そうすればあの注意を引かせるためにある不快な音を聞く必要がなくなる。

景観を損ねる蛍光色の点字ブロックをこの世から抹殺できる。

 

何より、彼らが健常者と同等の生活を送ることができる。これに勝るものはないだろう。

映像も我々と同等に楽しめる。生活することで誰の手を煩わせることもない。

自転車だって路上においていい。杖をカチカチさせながら歩く必要もない。

 

盲人にとってのメガネを作ることが一番彼らのためになるのではないだろうか。

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