30歳目前にして最近ようやく、
さんざん治りたいと願ったはずなのに、
いま私は、治ることがこわくてたまらない。
それを直視するのがこわい。
食べ吐きを日課にしてぼろぼろになった体とか、
それはまだいい。
いま私が、惜しくてたまらないのは
じぶんの異常がバレるのがすごくこわくて、
誘われたら断る言い訳だけ考えた。
誰かといっしょにおいしいものを食べるということが
いつのまにか、人と仲良くなるということが
すっかりわからなくなっていた。
治ったら、この状況を病気にすることもできず
ただ人と仲良くなれない30女が残る。
それを直視できない。
最近気づいたんだ。
相手がめちゃくちゃ偏食でも少食でもへたすりゃ飲み物だけだって、
周りはべつに気にしちゃいない。
だから、食べられなくたって行けばよかったんだ。
でも隠れ摂食障害の人数はめちゃくちゃ多いと思う。
誰にも言えなくて、病気の自分が恥ずかしくてみじめでたまらなくて
ひとりトイレで食って吐いてそのあと泣いてる人、たくさんいる。
いま、戦ってる人よ。
恥ずかしくない。
こんな思いはもうこりごり。
おっちゃん増田でよければ食事くらいつきあうでぇ