初代ゴジラは足音で東京大空襲を再現したんやで。まぁ映像技術が今と違うので映像として見せない演出の選択肢がいまより豊富だったのかもしれないが
重さの表現ってけっこうむずかしいわりに表現が地味で、アニメはわりとちゃんと重量感の表現ができていることは多いが、マンガは軽すぎの場合もよくある。小説は動きが静止していることのほうが多く、発展途上の分野だ(しかしできたとしても地味
初代ジュラシックパークの水でティラノサウルスの足音を表現するの好きだったなぁ…エメゴジではちょっと大げさなくらいに振動の表現をしていたが、ギャレゴジは白眉だった。ゴジラが吠えるときにわざわざ手前を横切る中華街の提灯をフレームインさせたのって、ゴジラの咆哮のせいで震える提灯で音量を表すためだからね。しかもあれ、最後に切れてるし。めっちゃ地味だけどああいう細かいところの演出があるとホントリアル感が増すので、これからの特撮映画界は物理モデリングを頑張って欲しいと思う。
シンゴジの白眉はひとによって違うだろうけど暗闇の中で尻尾振ってるゴジラだろうなぁ…。庵野さんはああいう不気味さや無機質さの表現はうまいよね