30年生きてきたけど、最近知ってびっくりしたこと。
世の中の人は好きな相手に触れられたいものらしい。それが当たり前なんだとか。
触れたいと思う気持ちはわかるんだけど、不意に触れられるとどうしても反射的に逃げるか払いのけてしまうし、みんなそういうものだろうって思ってた。だから触れていいか聞くのかなー、と。
そういえばおせっくすの時に覚悟して触れられていてもどうも不気味な感じがして落ち着かなくて逃げ腰になるのが申し訳ないので、昔からすぐ相手を裏返したり、手首を掴んだりして手を使えなくさせてしまってた気がする。
手をつなぐだとかで触れるときは触れていいかいつも聞くし、家の中で不意に体や指先が触れたときは基本謝っているくらいなので、
自分から積極的に触れられたいなんて本当に全然思ったことがなくてびっくりした。その発想はなかった状態。
「触れられたい」に一番近そうな自分の感覚は「触れたいと思われたい」という感じだろうか。
好き→触れたい はわかるのだが、それと実際に触れられたいかどうかというのはハッキリと別で、惜しい感じはするのだが、どうしようもなく断絶している。
基本的に嫌なことを(好きな人が相手だから)我慢しているのが信頼と愛情の表現っていう認識だったんだけどなー。好きな相手ならそもそも別に触れられること自体が嫌ではないどころか嬉しいらしい。マジかよ。
ドロドロのおっさんと好きな人ならそりゃ好きな人の方がいいけど、そっちの方がいいだけで必要がないなら触れてくれるなっていうのは変わらないんだけど、そうじゃないとめっちゃ怒られた。
そんな宇宙人みたいな感覚が一般的なのかと呆然としていたら、親からあんたの感覚は宇宙人すぎるから離婚も覚悟するようにとか言われてダブルショック。
俺はソファで間にクッション挟んで隣に座ってるぐらいがちょうどいいんだけど、嫁も含めて普通の人たちはきっとそうじゃないんだなあ……。