よく、選挙というのは落ちたら悲惨だと聞く。そりゃそうだろう。金もかかるし、落ちればただの人だ。
しかし、本当にそうだろうか。
議員という身分に比べれば悲惨なだけで、選挙に出られる時点で彼らは勝ち組だと思う。
今更、参院選の候補者のプロフィールを流し読みしてみたが、どいつもこいつも弁護士だったり、
自営業だったり、共産党は専従だったり、とにかく落ちた後も戻れる場所がある人ばかりだった。
特に所属について書いていない人もいたが、どうせ落ちてもすぐコネのある企業やら大学やらに
滑り込むあてがあったり、家に金があったりするのだろう。
考えてみれば、勤め先があるのに、毎朝街頭演説に出て知名度を高めるなんてのも難しいし、
国政選挙なら数百万の供託金をポンと出せる人間というのは、それだけで十分強者だ。
例えば、又吉イエスにしてもそうで、土地から金が入ってくるからこそ、ああしてブームが去った後も
政治活動なんかやっていられるわけだ。何が腹を切って死ぬべきだ。貧民は首吊って死んでる。