2016-05-22

純文学は難しい

村上春樹の「アフターダーク」を読んだ。

村上春樹ラノベに分類されることすらあるようだけれど、ラノベと違ってストーリがよくわからない。

たとえばこの小説、頭の方にテレビの中からこちらを見つめる仮面をつけた謎の男が出てくるのだけど、

中盤に姿を消したこの男は、その後再登場することはないし、この男が何者でなにを考えているのかわからない。

また、物語中盤で白川という男がコンビニはんぺんを買って、コートポケットに入れるシーンがある。

(ちなみに、白川がなぜはんぺんを買ったのか、どうするつもりなのかは特に説明されない)

そのシーンのしばらくあと、白川とは無関係高橋という男が、なぜかはんぺんを持っている。

そのはんぺんがどこから来たものか、白川の買ったそれと関係があるのかはせつめいされない。

コンビニはんぺんを買ったり、深夜にバンド練習をしていた男がはんぺんを持っているのはありふれた描写には思えないのだけど、

わざわざそんな描写をした意図が全く分からない。

これ以外にも、作中には一見無関係事象の関連を予期させるアイテムが出てくる。

白川が使う社名の書かれた銀の鉛筆がエリの閉じ込められた部屋に落ちているなど。

そうした伏線のようななにかの多くは、結局最後まで回収されないまま物語は終わる。

まり意味が分からなくて、独語ググって書評ブログなんかをいくつか除いだのだけど、

クリア説明は無くて、首をかしげる内容が多かった。

純文学は難しい。

  • 村上春樹って純文学だったのおおおおおおおおおおおおおおお!

    • 純文学じゃないならラノベでも恋愛小説でもジャンル「村上春樹」でもなんでも良いけど。 できれば3行より長い文章も読んでくれると嬉しい。

      • 読んだうえでこいつバカだなーと思って言ってる 読書なんて読んだ人によって解釈が異なるからおもしろいのに ネットで正解を追い求めるなよ

記事への反応(ブックマークコメント)

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