耽美的な表紙に誘われて買いました。ジャケ買いです。久々に衝動買いしてしまいました。タイトルにある漫画のことです。
もうね、個人的にどストライクですよ。読み終わった勢いそのままに感想を書いてしまいたくなるくらい良かったです。
最近増えている亜人系列の内容ではあるんだけどね。人間の弱さと強さっていう普遍的なテーマにシリアスな視点でかなり深く切り込んでいるのが好印象でした。
十三年前に、それまで忌み嫌われていた「鬼」たちに対して「先天性頭部突起症」という名前がつけられた現代日本。
三千人に一人の割合で生まれる彼らは、ただ角が付いているだけで、身体的特徴としては普通の人たちよりもひ弱であるとみなされています。
そんな少数派の彼らが、社会から「先天性頭部突起症」という分類を与えられたらどうなるのか。
普通の人たちからの差別や偏見、正しくて優しい人たちのエゴや、被差別者の本音などなど。一冊の中に現代社会の弱者に対する視線を詰め込んだ名作でした。
詳しくレビューしようと思ったけど全く上手く書けなかったからこれだけ。
聲の形とかひばりの朝にも通じる気がするテーマを扱ってるけど、そんなに暗くないし一巻完結だからおすすめだよ。
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