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2018-05-08

ヤマシタトモコマンガが好きだ

多分マンガ家ってのは

うまくなったら人間機微みたいなもんを表現したくなるようで

それはよつばと!やら海街Diaryもそうだと思うんだが

自分の中で一番人間の清濁併せのむ感じを

表現できてるのがヤマシタトモコだと思う

売れてる作品、売れてない作品あるが

売れてない作品もまあおもしろ

おもしろいか気持ち悪い

とにかく忘れられない、なぜだか思い出す

ひばりの朝」という作品があるんだが

本当に嫌いな作品コミックスを捨てたいと思うくらいだが

作品名を忘れられないくらい印象には残る

今連載中の「違国日記」はそこらへんをだいぶマイルドにした作品ではあるが

やはり難しいテーマを読みやすく描いてて

まーすげえわという

生きている間にどこまで到達してくれるのか本当に楽しみな作家

読んだことがないという人には「BUTTER!!!」か「ドントクライ、ガール」あたりがオススメ

「花井沢町公民館便り」あたりははよドラマ化せんかなと思う

2015-11-23

鬼さん、どちら

耽美的な表紙に誘われて買いました。ジャケ買いです。久々に衝動買いしてしまいました。タイトルにある漫画のことです。

もうね、個人的にどストライクですよ。読み終わった勢いそのままに感想を書いてしまいたくなるくらい良かったです。

最近増えている亜人系列の内容ではあるんだけどね。人間の弱さと強さっていう普遍的テーマシリアス視点でかなり深く切り込んでいるのが好印象でした。

十三年前に、それまで忌み嫌われていた「鬼」たちに対して「先天性頭部突起症」という名前がつけられた現代日本

三千人に一人の割合で生まれる彼らは、ただ角が付いているだけで、身体的特徴としては普通の人たちよりもひ弱であるとみなされています

そんな少数派の彼らが、社会から「先天性頭部突起症」という分類を与えられたらどうなるのか。

普通の人たちから差別偏見、正しくて優しい人たちのエゴや、被差別者本音などなど。一冊の中に現代社会弱者に対する視線を詰め込んだ名作でした。

詳しくレビューしようと思ったけど全く上手く書けなかったからこれだけ。

聲の形とかひばりの朝にも通じる気がするテーマを扱ってるけど、そんなに暗くないし一巻完結だからおすすめだよ。

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