画面が大きくなる→電力食う
速度が早くなる→電力食う
使うアプリが増える→電力食う
軽くする→電池小さくなる
という三重苦状態がいまのスマホの状況で、かろうじて、画面が大きくなる→電池スペースが増える→電池増やす(重くなっても大きいという理由でごまかせる)というのが最近の流れだ。
抜本的な改善には電池を同じサイズと重量でパワーを2倍、3倍としていくしかないが、
・そのあたらしい物質をつかった電池が、いまと同じぐらいの価格と量で生産できなければならない
・そのあたらしい物質は安定して長期に供給可能な材料で無くてはならない
・安全でなくてはならない。
ここ100年ぐらいで、世の中で量産し広く使われた充電式電池は大雑把に言って(派生の細かいのは除く)
Pb(鉛)バッテリー → ニッケル電池(カドミウム、水素吸蔵) → リチウムイオン電池
の3種類ぐらいで、未だにPbバッテリーは現役だ。体積あたりのエネルギーが増えるほど危険も増すからだ。ニッケル水素やリチウムイオン電池だってけっこう爆発したり発火したりしている。いろいろな努力で安全性を高めてはいるが、エネルギーが増えれば増えるほど危険なんだから。
ということは、30年に一度ぐらいのペースということ。
メタノール使ったモバイル用燃料電池の話とかどこ行っちゃったんだろうなあ…