仮に、平和に暮らす人々の「恐怖心」が魔王軍団の活動の源泉だとしたら
部下「ご無沙汰ですね。しばらく籠もっておられましたが」
魔王「そうなんだよ、世界中の大木が枯れちゃったから、みんなの連絡手段の案を考えてて
種の作り方を緑の人に尋ねに行ってきて、それで新しい大木の種を作ってたのよ。
うまくできたか、分かんないけどねー」
魔王が言ってる緑の人と言うのは、植物を司る大きな存在で人々からしたら植物の神とでも言いましょうか。そんな感じ。
魔王と言っても、そう言ったいろいろな物を司っている者同士では、とくに邪悪な存在ではないので
魔王「そうそう、ラッキーなことに東の果ての地の一番大きな大木の種はいくつか残ってたんだって
手下を飛ばして見に行ってきてもらったの」
部下「おお!それは良かった!でもあの大木の種は発芽すると言うことは聞いたことないですが」
魔王「そうなんだよね、あの種の発芽は私も芽が出るかどうだか聞いたことないけど
東の果ての地とは反対の西の地に植えてみようと思う、どうかな?」
部下「あそこは東より環境が良いでしょうから、もしかしたら芽が出るかも知れませんね」
部下「それで籠もってる間に出来た種とは?」
私は専門じゃないし、でもこれ意外とやってみると大変だよね
緑の人に種くれ種くれって、以前はよく無茶言ってたの悪かったなぁーって。よくわかったわ」
魔王「で2つ出来た種は、北と南に植えるよ。
南は熱い過酷な環境で、日差しを遮る大きな緑の葉が茂る大木を」
部下「考えましたね、なかなか面白そうですよ
上手くいくと良いですね!」
魔王「種を植えに行くの、しばらく籠もってたから、私自らが行くよ」
部下「その間、私は留守を任せて下さい!」
魔王「以前、世界中にあった5本の木にまだ及ばないけど、新しく植える種がちゃんと育つといいね
ぼちぼち支度したら適当に行ってくよー。まずは北と南ね」
インフラ再建もなかなか大変そうです。
北へ南へ、しばらく籠もってた魔王は羽が伸ばせるかな?
なぜ種を植えに行かなければならないかは前回も併せてみてみてくださいね。
仮に、平和に暮らす人々の「恐怖心」が魔王軍団の活動の源泉だとしたら 魔王が世界を統一する前に 世界には5本の大木がありました。 その根は地中、世界中張り巡らされていて、 ...
仮に、平和に暮らす人々の「恐怖心」が魔王軍団の活動の源泉だとしたら 部下「ご無沙汰ですね。しばらく籠もっておられましたが」 魔王「そうなんだよ、世界中の大木が枯れちゃ...