2015-03-28

http://anond.hatelabo.jp/20150328123354

その通り。あなたの考え方の論理的帰結憲法改正、というか憲法の位置づけを含む国家観そのものおかしい、という主張になる。

憲法を始めとする日本国法制観そのものおかしい」という前提に基づけば。あなたの主張は間違っていない。

ただ、日本国憲法最高法規とする日本国法制というのは「あるべき社会の形を国家規定するという考え方」に基づいていないのだ。

(そしてあなたの考え方は国家規定せよ、だろう)

現代日本法制観というものは(非常に西欧的な社会なのだが)国家社会が切り離して考えられていて、ある意味国家がなくても社会は成立する」という「イデオロギー」が前提としてある。

国家とその法制度は「国家がなくても成立しうる社会」というものにおいて「国家があった方がよりましな部分」に社会がその権限を仮託して成立しているという考え方だ。

従って主はあくま社会、そしてその構成員である市民であり、国家は従。だからこそ国家最高法規である憲法というものは「国家権限の及ぶ範囲規定する」ものとして書かれている。

別にこの日本国法制自体は、単なるイデオロギーであって正しいとする根拠は無い。だが、

子孫を残すことは社会を維持するための最低限の条件であり、これに寄与しない人間寄与する意思のない人間を、共生する意思があると見なせるか否か。そこから考え直さないといけないんじゃないのか?

という根本的な問については、この主張の正否以前に、そういった「根本的な社会のあり方を国家規定しようということ」自体日本国法制観ではout of scopeだ。

  • (そしてあなたの考え方は国家が規定せよ、だろう) いや、そういう話じゃない。違憲であるから認められない、と社会と国家を同一視して言うのならば、憲法そのものを変えた方が...

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