2014-11-30

百田尚樹小説って気持ち悪い。

流行ってる?よね?百田尚樹さん。

永遠ゼロ」とか、「殉愛」とか?

でも、どう表現すれば良いのか解んないんだけど、独特の気持ち悪さがあるよね?

どうなんだろう?自分だけかな?

例えば、

「これは、無農薬有機栽培されたレタスです!生で食べるのが一番です!でも雑菌が怖いので、塩素たっぷりかけています!ほら!安心して召し上がれ!」

みたいな、異常なまでの潔癖さというんだろうか?

ほんと、無農薬レタス栽培するっていうのはめちゃくちゃ大変で、そんな大変なことするなら、身体に害が無いと証明されている農薬使って、安く売ってくれれば十分なはずなんだけど、「絶対無農薬じゃなきゃいけない教」みたいな信仰心すら感じる潔癖さが、百田尚樹小説からは感じてしまうんだよね。

農薬使ってようが使って無かろうが、水でサッと洗い流せば十分キレイなのに、塩素をかけて安心するみたいな、肝心そもそもの野菜の味わいをぶち壊すようなところも感じるんだよ。

例えがこれで合ってるのかどうか解んないんだけど、そんな異様な気持ち悪さを感じるんだよね。自分は。

で、もし彼が無農薬栽培で頑張っている農家を描くとしたら、きっと、虫の駆除の大変さは描いても、それがちょっと快感だったりする心境なんかは、絶対に描かないんだろうなぁって。(実は農薬指定されている「酢」を使って虫の駆除を行ってる農家を描くなら、それに目をつぶって発明だとか「日常的に摂取してる『酢』なんだから、『安心安全』だ」なんて表現するんじゃないだろうか?)

今後も百田尚樹がもてはやされる世の中なら、やっぱりそれは異常だし危険だと思う。

人間って、キレイな部分も汚い部分もあってこそ魅力的なのに、異常なまでにキレイな部分だけを抽出して、「これが日本人の美しさですよ」とか「これが本当の愛ですよ」なんて言われても、自分には気持ち悪さしか感じられないよ、やっぱり。

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