私は自分の考えを口に出せない臆病者だ。
小学生の時にあれこれああいうのがあってーとか、トラウマは結構ある。
だけど、本当はそんなのどーでもよくて、人と話したくない自分を正当化するために、トラウマを利用しているだけなんだろう。
人のせいにするのは楽だ。
創作は素晴らしい。怒りも、嫉妬も、楽しいことも、全部受け止めてくれる。
それが物語の幅を広げてくれる。自分の気持ちや経験が反響して、変化していく。
まるで鏡と会話をしているみたいだ。
私は、シナリオライターあるいはイラストレーターになりたいと思った。
勉強もした。というよりしている。
ここ一年でやっと自分本位で物を書いていけないと学んだ。読者を意識しないといけない。
いーや、面白いものを書かなければいけない。そう、書いてやるぞー、という気持ちでいっぱいだ。
でも、なんだろう。それだけじゃ駄目だってこともわかってきた。
自分を押し売りできない。自分より優れた人々はたくさんいる。そんな中で自分の作品を「面白い」といえる勇気がない。
誰かに必要とされないかぎり、何を書いても自分の作品は0円なのに。自分で自分の作品の価値を下げている。
葬儀屋になって、人が泣いている姿をずっと見ていたい。そこでいろんな人生の終末を身届きたい。
自信よ、いつになったらやってくんだ。