2014-09-19

はてブ出会った一番記憶に残る記事

はてブを使い始めてどれくらい経つか分からない(でもべつに古参なわけでもない)けど、

ふと一番印象に残っているものはと考えてみたら、先の震災後に書かれたひとつ記事を思い出した。

 

それは自宅が被害を受けて避難所に移ることになったある家族の話についてふれたものだった。

一家には家族同然に可愛がっている飼い犬がいたが、避難所に連れていくことはできないため、

やむなくボランティアだか保護団体だかに預けることになる。

まだ小さな娘は、「どうして一緒にいけないの!モモ(仮)は家族なんでしょ!?」と

離ればなれになることにどうしても納得できない。

そんな娘に対して父は、「モモ(仮)はたしか家族だ。でも家族でも一緒に暮らせないこともある」といった感じで(曖昧)、

とても現実的で、また父親的な言葉で諭そうとする。

 

このエピソードについて記事を書いたひとは、

「娘を思う父親の気持ちは分かるが、それは欺瞞ではないか。一家にとってその飼い犬はたしか家族に限りなく近い存在だったが、でも家族ではなかったのではないか」

と指摘する。

 

なんともすっきりしない話だけど、もしかしたら要旨は別に(本当に娘のことを思うならうんぬんとか)あったのかもしれない。でも覚えてない。

当時この記事を読んだ私は、そんなこと言ったってなあ…とモヤモヤした気持ちだけが残った記憶があるのだけど、

3年あまり経って、気づいたら他のどんな記事より印象に残るものになっていた。

私はとくべつ愛犬家ではないし、彼らと同じように震災で家を追われたわけでもないのに、

どうしてこの記事が一番記憶に残っているのか自分でもよく分からない。

からないけど気になるから、もう一度読み直しみようと思って自分ブックマーク検索してみたら、

震災タグで追っても、キーワード全文検索しても見つけられなかった。

 

あの頃ホッテントリに入っていた、ごくありふれた感じのブログ記事だと思うんだけど、誰か覚えてませんか。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん