2014-06-17

ラジオで聞いた低学歴高学歴喧嘩顛末

なんとなく思い出したのだが、昔、ロックシンガーパーソナリティを務めるラジオを聞いていたら、

高校時代進学校の連中と諍いが起こって学校を上げての喧嘩に発展したらしい。

「でもそいつらが最悪だったのは、小遣いを出し合ってヤクザを雇ったんだよ。

からもらった金で。

俺達も鉄パイプ借りに行かなきゃいけなかったし、

前歯が無くなった奴もたくさん出た。

そして喧嘩の爽やかさも何もなく、ただ後味の悪さだけが残った」

というようなことを言っていた。

聞いただけだけど、なんとも後味の悪い話だった。

どちらかと言えば不良にからまれる方だった俺にとっても、なにか後味の悪さを感じさせた。

今考えると、結局、正義とは何かという話なんだよな。

異なる価値観がぶつかった時に不幸が起きるという話なんだ。

低学歴連中が喧嘩を爽やかな物と捉えていて、

わだかまりがあったら、お互いに数えるのも面倒なほど殴りあって、

どっちもどっちってことにしてチャラにしようぜ!」

という、コミュニケーション手段と捉えていたとしても、

高学歴連中にはたまったもんじゃない。

暴力には暴力で対抗するだけだ。

これがお前たちのルールに則った解決法なんだろ?」

とばかりに、自分達の用意できる最大の暴力を利用したわけだ。

低学歴高学歴じゃ、物事を解決するルールが違うのに、

片方がもう片方に、自分達のルールを無理やりに適用しようとしてすれ違いが起こった。

しかも負けた。

から相手を卑怯だと思って後味の悪い思いをしたわけだ。

高学歴連中からしてみたら、振りかかる火の粉を最小の被害で振り払ったのだから

きっと同窓会なんかでは、よい武勇伝になっていることだろう。

それまで自分ルールまり正義を無理に通すことのできた暴力側が、

年齢が上がることによって触れた新しい正義社会的権力に負けたという話だ。

そう考えると、なんだか世の儚さみたいなものを感じる。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん