今日は給料日だ。金曜日だ。もうすぐ仕事が終わる。そしたら憂鬱な週末がまた始まる。
明日休みだし給料日だしと気分の高揚した、先輩達と遅くまで飲むんだろう。
先輩達はいいよ。家に帰ったら家族が待っていて、土日は文字通り家族サービスってやつをやるんでしょう?
お小遣いが少ないとか、嫁が怖いとか、子どもの相手をするのが面倒だとかって、また今夜苦笑いしながら話すんでしょう?
それ、ぶっちゃけ、苦笑いじゃなくて自慢にしか聞こえない。キラキラしてるよ。
俺はそんなことを思いながら、きっと今日もまたビールの苦みを味わう。
楽しいのはそんな卑屈な考えすら忘れるほど飲んでキャバクラへおっパブへと先輩の金で梯子している瞬間だけ。
先輩もどこか、独り身連れ回してストレス解消して悪ぃなと思うから奢ってくれるのかな。
意図はどうでもいい。終電逃してタクシーに乗り込む先輩達に手を振ったら最後。明日から僕は独り。
祭りの後の余韻、長かった夏休みが終わってしまったあとの悲壮感、五月病にも似た感覚に僕はうなされる。
奥さんに、おっぱいぺろぺろ、ちゅーちゅー、もみもみ、揉みしだきながら吸ってるのチクろうかな。