そこで同社の携帯電話事業が350億円の赤字になったと報告され、その原因について専務がこう答えた。
富士通、ARROWSシリーズなどの携帯電話の在庫を廃却していたことが明らかに!開発・生産拠点統合で年間350億円超の赤字を健全化へ
原因としてはスマホの販売台数の減少とケータイの市場縮小で、特にARROWSシリーズの不具合などによって「一昨年から続く品質問題で市場の信頼を失ったのは事実。」と認めるような状況があったことに加え、主要提供先であるNTTドコモが2013年夏モデルでおすすめ機種戦略を打ち出し、それに同社の機種が選ばれず、さらに2013年冬モデルではおすすめ機種に選ばれたものの、その頃にはNTTドコモがiPhoneを販売していたといったことが大きいと見られます。
同社では「昨夏から出した製品はようやく他社並みの品質になり、ようやく競争できるようになってきました。」としながらも、当初計画よりも下回っており、第3四半期で2013年度当初予想よりも50万台下方修正し、年間370万台と予想。昨年度実績が650万台であることからおよそ4割減となります。
この太字部分、実はかなり凄い事なんじゃないかと思う。
社内の一事業が大赤字になった原因の一つとして「一昨年までの製品の品質がクソ過ぎて客の信頼を失った」「昨年夏以降になってようやく並みレベルになった」と認めたわけだから。