2014-02-18

天ぷら屋&津田計画通り

   天ぷら屋「津田殿、この度のご活躍まことに有り難く候。こちらは心ばかりの“菓子折り”で御座いまする」

   津田「フフフッ……天ぷら屋、お主も悪よのう」

 時は如月赤坂の老舗高級天ぷら屋「楽亭」には客が引きも切らない。

 上場企業役員官僚ではなく、市井の人が押し寄せている。

 首相雪害に際し、ここで天ぷらを食す前では考えられないことだ。

 バブル崩壊後、交際費の減少に伴い、老舗料理店は次々と暖簾を下ろした。

 営業が続く店も、格安ランチ庶民層を呼びこむなど生き残りに必死である

 そんな中、「楽亭」だけは頑なに価格と敷居の高さを維持し続けた。

 武士は食わねどではないが、プライドの護持を選んだのだ。

 しかし往年の輝きは既になく、閑古鳥が鳴くこともしばしばであった。

 アベノミクスによる好景気でも、企業の経費は抑制傾向にあり、三本の矢が「楽亭」に資するところは薄弱であった。

   津田所詮愚民ポピュリズムの我々に利なること、言を俟たず」

   天ぷら屋「さすが炎上マーケティングの妙手、お見事」

 津田天ぷら屋は笑いが止まらない。

 似たような手口で衆愚政治を取り仕切る安倍と橋下も、天ぷら騒動を見て高笑いしていることだろう。

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