ところで、現代の子供がプログラミングを覚えたくなるシチェーションって浮かばないんだ。
僕は小学校に入った頃、MSXっていうパソコンもどきのお古を親戚がくれて、画面に文字が出ることがうれしくて、キーを押すと反応が返ってくることが楽しくて、アルファベットも読めないのにプログラムの真似事をしたりした。
4年生くらいまでは、そればっかりいじってた。
プログラムというにはあまりに稚拙だったけど、僕はそれが楽しかったし誇らしかった。
「電卓だと少数の計算は出来ても、分数の足し算とか引き算とか出来ないでしょ?
MSXだと、ちゃんと命令をしてあげれば、分数の足し算をして、答えを帯分数にしたり出来るんだよ!」
と友達に自慢しようとした。
MSXの画面、青いバックに白い文字で、
「ブンボをニュウリョクしてください?」
と画面に表示されていて、「すげーすげー」と褒められるのを待っていた記憶は今でも覚えてる。
(結局褒められることはなかったけど)
中学校に入学する頃、MSXFANが休刊してから、パソコンを触ることは大学の卒論までなかった。
プログラミングを学びたいと思ったこともないし、30歳になった今でもなにも出来ない。
今30なら子供の時点でファミコンあったんだけど?
よく分からんけどこの増田、73年生まれくらいじゃないのかな……