芸人のノブシコブシ徳井が不倫現場を不倫相手に生放送され炎上したのだが、実は世間やネットユーザーをだますドッキリだったという事件があった。この事件はヤフーニュースや東スポにもとりあげられるほどの騒動となった。
http://matome.naver.jp/odai/2138171637061863601
しかし、そもそもこれのどこがドッキリといえるのだろうか。
本来ドッキリというものはドッキリを仕掛ける側と仕掛けられる側に強い信頼関係がある中で行われる。テレビ等で行われるドッキリでは、番組側が番組側と信頼関係のあるタレントを騙し、それをみて視聴者が楽しむという構図だ。
ドッキリというものは人をだます行為なので、ドッキリを仕掛けられる側はとても怖い思いをしたり、傷ついたり、非常に大きな不利益を受ける。しかし、ドッキリを受ける側から不満の声が上がらないのは、それ以上に大きなメリットがあるからだ。ドッキリをうけることで、後に多額のギャラが支払われるし、そのドッキリを見ている人におもしろいと思われれば次の仕事にもつながる。このような関係性のなかでドッキリは行われるので、通常、ドッキリは大きな問題にはならないのだ。
しかし、今回のドッキリはどうだろうか。今回の構図は、徳井とそのライブに来ていた人が世間やネットユーザーををだまし、その様子を徳井とライブの人達が見て笑うという構図だ。徳井と騙された視聴者との間には何も信頼関係もなく、このドッキリを仕掛けた後で騙された視聴者に多額のギャラが支払われるということもない。
これはドッキリでもなんでもないただ人を騙しただけの迷惑行為だったのだ。
今回の騒動を行うことで得をした人はいるのだろうか。このドッキリをみて楽しい気持ちになった人はどれくらいいるのだろうか。この不倫動画をみて徳井の子供はどう思うのだろうか。そもそも、このドッキリのどこが面白いのだろうか。
肩透かしを食らったネットイナゴが叩く理由を必死で考えてるのが笑える。